やっと太陽が顔を出してくれました。またあちこちで金木犀の香りが漂うようになりました。接骨院の前にも大きな金木犀があり、やさしい香りに包まれています。
さて、みた接骨院では伝統の?愛情湿布作りの指導が始まりました。みた接骨院で日々皆様に使っている湿布は1枚1枚手作りです。作り手が愛情をこめて作るので、みた接骨院では「愛情湿布」と呼ばれ、愛情が入っているぶん市販の湿布より効果が抜群です!そして捻挫や筋挫傷などによる熱感、腫脹などは包帯と併用することで高い治療効果を出してくれます。また市販の湿布と違って粘着性がないので肌にも優しく、かぶれのリスクが少ないのが特徴です。
倉垣君が指導者になって、伊藤君に作り方を説明し、手取り足取りで指導しています。湿布材は粘度があり、初めはヘラの扱いになれていないためあちこちにくっつき、手も寝台もべたべたになります(汗)また初めは均一に塗るのが難しく、不器用な人はちょっと習得に時間がかかります。伊藤君は初めてにしては上手なほうで、慣れればさらに綺麗に均一に作れるようになると思います。
昔は当たり前のように接骨院では手作りの湿布が使われていたようですが、時代の波で、だんだんと湿布の元になる材料を作る会社が減っているようです。また当時は(今でもそのような先生もいっしゃると思います)接骨院によって材料を足して特別な調合をして、それぞれの接骨院オリジナルの湿布を作っていたと聞いたことがあります。
もちろん僕自身も20年前に修行先に入ったときに、この湿布作りを先輩から継承し、次の後輩が入るまで1年以上やっていました。毎日かなりの量を使う接骨院だったので、足りなくなると仕事になりません。そこで昼休みに眠い目をこすりながら作ったり、仕事の手が空いたときにコツコツと作ったものです。そのうち同じ厚さでどれだけ綺麗に早く湿布を作れるか?にフォーカスするようになり、短時間で大量に作るためのスキルが身につきました。こういったスキルは一生忘れないので今もそこそこのスピードで作れると思います(たぶん)伊藤君が一生懸命作っている姿を見ていると、あの頃の自分を思い出して懐かしくなります。みんなが通る道で、上手く作れても、そうでなくてもすべてが経験です。
今度治療を受けたときはぜひ「愛情湿布」をじっくりと観察してみてください!よくみると1枚1枚表情が違います。もしかしたら、伊藤君が作った分厚い湿布かもしれません(笑)もちろんどの湿布にもたっぷりの愛情が入ってますから、効果は折り紙つきですよ!!