車という便利な乗り物がある限り、交通事故はどこでも起こりえます。先日いらした男性は直進しているときに駐車していた車が突然飛び出してきて、車の横から突っ込まれてしまいまい、首から背中に痛みがでてしまいました。
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交通事故に遭ったら
事故が起こったらまずは警察に連絡です。怪我をしている、していないにかかわらず必ず警察に通報してください。交通事故でどこかを痛めた場合には人身事故としての扱いが必要になるためです(受傷状況によっては救急車が必要な場合もあります)急いでいるからと言って警察を呼ばないと後々に保険を使って車両の修理や治療などもできません。また相手が警察に連絡しないでほしいなどと言う場合がありますが、違法なので必ず警察に通報してください。
どこかに痛みが出た場合
車が破損しただけで済めば保険会社さんが入って修理という流れになります。同様に交通事故によって首や腰などに痛みが出た場合には治療が必要になります。その際にはまず医療機関で診断を受けてください(接骨院で治療を受ける場合にも)みた接骨院に交通事故でいらした方にはご紹介できる整形外科あります。もちろんどこの整形外科でも構いません。
その後に接骨院などでご自分が通えるところで治療を受けるという流れになります。今回は先にみた接骨院にらっしゃいましたが、こちらで整形外科への紹介状を用意して後日行っていただくことになりました。もちろん相手方の保険会社にも連絡を入れており、了承されています。
※交通事故に遭ってしまい、どのように対応したらよいのかわからない場合には、ぜひご相談ください。
横から突っ込まれると・・
交通事故で良くあるのは停車時に後方から突っ込まれるというパターンです。身構えることなく後方から車が衝突するので、その加速と重みで車が大きく移動して同時に乗車している人の頭が前方向に大きく動きます。その勢いで首や背中の筋肉が引っ張られて損傷して炎症を起こします。場合によっては神経を痛めることもあります。
何せ構えていないので重い頭が突然前方に放り出されると、その加速でかなり負荷がかかります。特に受傷翌日の朝に痛みを感じることが多い気がします。
今回のケースは横から追突されたので、頭は左横方向に大きく振られました。その結果、左に引っ張られてた頭の重みが肩甲骨周辺の筋肉を引っ張って首から背中に痛みが出ました。
事故に遭った時には興奮しているので感じにくいのですが、落ち着いてくると首や背中に重だるさや張り感を感じます。これは微小に筋肉が切れていることで炎症を起こすために起こります。
受傷後は
受傷後はあまり痛みは感じずに翌朝に強く痛みを感じることがあるので、ある程度は覚悟しておくとよいかもしれません。筋肉痛のように感じる方もいらっしゃいます。2,3日は炎症があるので下を向いたままで仕事をしたりすると痛みが悪化する場合があります。
そこで頭の重みをヘッドレストやネックカラーなどで支えてあげると負担が減り痛みが楽になります(頭の重みを支えてあげる)また激しいスポーツ等も控えたほうが良いと思います
数日たったら
受傷後の炎症がある程度落ち着いたら、少し動かしましょう。受傷によって周りの筋肉もカチカチになるので、動かすことで筋肉や関節の血流を良くしてあげます。
みた接骨院での治療の際にも血流をよくするような治療を行います。また頭の重みがかからない姿勢をとることも重要です。ついつい仕事の際には下を向く方が多いので、仕事以外の時間も姿勢が悪くならないように意識することが大事です。
治療の間隔
交通事故は思った以上に筋肉にダメージを与えます。そのためある程度痛みが引くまで(1~2週間ほど)はあまり治療間隔をあけないで治療をすることをおススメします。
まずは一気呵成に痛みを除去して、落ち着いたら関節を動かしたり筋力を鍛えたりして事故前の状態に戻せるようにします。交通事故の治療の場合は予想以上に首回り、背中周りの筋力が低下するので、みた接骨院では必ずトレーニングの指導を入れております。
相談してください
残念ながら交通事故に遭ってしまった場合には、ぜひ相談してください。何をすればよいのかをお伝えします。もちろんみた接骨院に通院しなくても適切なアドバイスはさせていただきます!