いよいよ5月も終わりになりました。この間お正月だったと思ったら、もう半年終わりです・・。このペースだと気がついたら夏が終っていそうですね・・。
さて、先日怪我をした患者様の治療用に作った写真の物体?どこにどう使うかわかりますか??
たぶんあまり目にすることはないと思いますが、これは固定具なんです。この固定具は厚紙で出来ていて「厚紙副紙」なんて呼びます。もともとは大きな厚紙ですが、患部に合せてカットして、水に濡らして柔らかくして患部に当てて包帯で固定します。時間が経って水分が乾くと、患部にぴったりあったカチカチの固定具になります。この厚紙副紙は軽くて簡単に加工できるので、ちょこちょこ治療に使っています。が、切るのにちょっと力とコツが必要です(汗)これ以外にもプラスティック、アルミ、金属など必要に応じて様々な固定具を使って、患部を安静にし早期の回復を目指します。
今回作ったこの固定具は足の中足骨部捻挫用に作りました。赤丸の左側にある関節部で、ちょうど土踏まずを支えている骨です。つま先を巻き込むように捻ると中足骨に負荷がかかり捻挫します。よくあるのは、小指側の第5中足骨の捻挫ですが、今回は5本すべて痛めるというレアなケースでした。中足骨はアーチを支えている部分なので体重がかかる度に痛みが出るので、この固定具を使ってアーチにかかる負荷を減らしています。もちろん怪我はしない方が良いのですが、怪我をしてしまったらなるべく早く治療をすることが早期復帰への早道ですよ!!