3月も真ん中に差し掛かり、気温が上下するたびに春がやってきたんだと感じる日が続いています。
さて3月12日に横浜栄高校でアメフト部OB戦が行われたので、卒業生の3年間を見てきたこともあり顔を出してきました。3年生はすでに無事に?卒業式を終えており、その3年生+栄高校OBが集まって現役選手たちと試合をするのが恒例になっています。今年の卒業生は人数が多かったのでオフェンスもディフェンスもユニットを組めていました。またちょうど大学を卒業したOBや現役でフットボールをしているOBも顔を出してくれました。
今年の3年生は春、秋ともに関東大会に進むことは出来ませんでしたが、TVKの「部活応援プロジェクト・しゃかりき」という番組に取り上げられて、春秋ともに密着取材を受け数回にわたって放送されたのである意味記憶に残りました(笑)
さて、試合はOBの攻撃から始まりました。体力的な問題もあり、パスプレーを中心に前進します。現役ディフェンスは食い下がりますが、さすが経験の差でちょこちょこパスを通されなかなかオフェンスのチャンスが回ってきません。そのうちパスでTDを取られ流れに乗れません。返す現役のキックオフリターンは、OBの戦略でボールを奪われオフェンスのチャンスを失い自陣内からディフェンスをすることに・・。不利な状態から流れを止められず追加点を許し前半は0対14で折り返します。
後半に入っても現役オフェンスは、OBディフェンスにことごとく止められて、リズムに乗れません。逆にOBオフェンスはランプレーとパスプレーを織り交ぜてどんどん時間を使ってきます。おまけにやたらに楽しそうにプレーしているので、すべてが上手い方向に転がって現役の時には出来なかったようなプレーがやたらに出ます(笑)逆に現役ディフェンスはずるずると進まれて何もさせてもらえません・・そのうちにTDを2本追加されてタイムアップ・・
今回のOB戦はOB達が楽しみながらフットボールをしたことで躍進し、現役を飲み込みました。3年間の積み重ねはこういったときにものを言うようです。大学に進学してフットボールを続ける選手は昨年ほど多くないようですが、高校3年間のアメフト生活で学んだことを糧に、大学や浪人生活を送ってもらいたいと思います。
顧問の先生と試合前に立野高校や栄高校のOBたちの話をしました。思い起こすとたくさんの選手たちが高校フットボールを通じて大学や社会人になっていっています。関東大会に出た学年、印象的だった学年、あまり目立たなかった学年もあったりとそれぞれに思い出があります。かれこれ10年近く高校アメフトと関わってきているので、懐かしい名前を聞くたびに自分も年をとったことを自覚しながら、こうやって学生たちを送り出せる喜びを感じました。さあ春大会まであと3週間です!