院長の日常

心を寄せて

今年の3月11日で東北大震災から5年となりました。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

ryu.kesennnuma
関東で暮らす自分にとってはあっという間に感じる5年でもあります。しかし同じ5年という月日も東北の仮設住宅で暮らす方々にとっては永遠にも感じられるかも知れません・・。
5年前のあの日、午後の診察が始って暫くして大きな揺れを感じました。初めは自分がめまいを起こしているのかな?と思いましたが、寝台に寝ている患者様が「地震だ!」と言いだし、そのうち揺れが激しくなったのを覚えています。
同時に「何かをしなければ!!」という生れて初めて心の底から衝撃に近い感覚に突き動かされて支援物資を集めたり、募金を集めたり、気がついたら現地に足を運ぶようになっていました。5年たった今でもあの日の衝撃を忘れることはありません。その衝撃がいまもi愛NLP協会の一人として気仙沼に通い続けるエネルギーになっています。
現地にちょこちょこ足を運んでいますが、表面上は新しい建物が建ち、道が出来てきていますが、仮設住宅で暮らす方々はまだまだたくさんいらっしゃり、高齢者は弱って行く身体をどうにか保っているような状況です。そしてこれから心の問題が大きく出てくるはずです。5年間どうにか耐えてきたけれど、この先がどうなって行くか見えてこないために心が折れ始めるのです。
そのような方々をどうやって救うか?またそのような方々を支援されている方をどう支えるか?を考えなければいけません。一般社団法人 i愛NLP協会はこれからも心を寄せて、現地でのニーズをくみ取り、支援者を支援する活動を続けて行くつもりです。時間はかかるはずです、それもとてつもなく・・。
今月末に気仙沼に行って現地を声を拾ってきます。いま現地で何が必要で、我々に何が出来るかを知るために。どうか遠い地の誰かの問題と思わず、関東でも同じ事が起こるかもしれないと認識して下さい。そして家族で話しをして下さい。必ず震災は起こります。でも減災は出来るのです

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