辛いギックリ腰・・特にお子様が小さいとお母さまにかかる負担も大きい‥でも抱っこをせがまれる(汗)
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患者様情報
40代女性。一番下のお子さんが4歳で、まだ抱っこをすることが多い。また子供の習い事を見学する時間が長く週4回3時間座りっぱなし。立ち仕事をしている。過去に何度もギックリ腰を起こしている。
ギックリ腰発生
何気なく立っているときにふと体を捻ったときにギクリと腰に痛みが出た。といってもすぐに座れるわけでもなく、休むこともできなかったため立ち続ける。その後も家事をしたり、幼稚園の送り迎えでお子さんを自転車に乗せたりと痛みを我慢したまま使い続け、夜になって時間が出来たため来院。
腰をかがめて、腰に手を当てながら来院、座ることはできるも痛みのため立ち上がるのに時間がかかる。立ってしまえばどうにかなるもおっかなびっくり動いている様子。前屈、後屈は不可。左右はどうにか捻ることはできるが、かなりおっかなびっくり。背中から腰にかけてかなりの筋緊張があり、触ると圧痛がある。また臀部の筋肉も緊張が強い
施術
いつものように様子をうかがいながら施術をして、筋緊張を緩める。特に腰痛時には臀部の緊張が高まるためじっくり緩める。一通り施術をしてみると立ち上がるのは多少難儀するも、立てる様子。急性期なので体幹のトレーニングなどは指導せず(ある程度落ち着いたらやったほうが良いことが多い)帰宅後も家事、育児があることはわかっているので「仙骨ラクダ」の着用をおススメした。現在のところレンタル等はしていないが、閉院時間が近かったこともあり翌日まで仙骨ラクダをお貸しすることにした。
仙骨ラクダ装着!?
仙骨ラクダはスパッツ状のため急性期のギックリ腰時はちょっと装着が厳しいが、施術したことで多少動けるようになったためどうにか装着が完了する。いつも通りベルトを締めると「!!??あれ?」というリアクション!ベルトを締めて仙骨が安定することで体幹が安定して立ち方が変わる。結果的に動きやすくなるため来院時に比べるとまっすぐ立つことが可能になり、移動もスムーズになった。恐らくおこさんを抱っこするのも楽になるはず。ただし急性期なので前に屈む動作は危険なため(腰が痛くなくても前に屈むのはダメです)股関節を使って立ち座りするように指導。
翌日の様子
翌日になって治療のために来院され様子を伺うと、仙骨ラクダを着けているときはかなり楽だったとのこと。が、夜中に寝返りを打つと痛みがありその度に目が覚めたそうです(寝ているときは仙骨ラクダは着けないように伝えてあります)またベットから起き上がったり、歯を磨いたりするときはまだ痛みがあるようでしたが日常生活レベルはだいぶ改善しているようでした。また朝も仙骨ラクダを装着して自転車で幼稚園へ子供を送ってから来院。前日に比べると痛みは軽減しており動きは良さそう。
仙骨ラクダと臨床
9月最後の週末に仙骨ラクダを開発した岡本先生(整形外科医)にお会いして「ギックリ腰に仙骨ラクダがかなり有効だ」と臨床での話をお聞きしました。この日は仙骨ラクダ的身体操作法というテーマのセミナーでしたが、終わってからの懇親会であれこれ貴重なはお話を聞かせていただきました。岡本先生から仙骨ラクダシャツ、キャップをいただきました(笑)これであちこち宣伝して歩きます
今回ギックリ腰の患者様にレンタルという形で使ってみたらかなり良いリアクションだったので、改めて仙骨ラクダの良さを再確認しました。もちろんこれまでのようにサラシを使った固定もよいのですが、自分で巻けない・・また通常のコルセットと違って仙骨ラクダだと腰背部の筋力が落ちないのもポイントです。炎症が収まり腰痛が改善したら体幹トレーニングの指導を行います。
試着できます
仙骨ラクダはかなりマニアックな商品です(笑)Amazonでも販売していますが、正しい装着場所、正しい締め具合がとても重要なので「試着」をおススメしています。百聞は一見に如かずではないですが、試着してみて体感するのが一番です。噂には聞いた、友人が使っているなど興味がある方はぜひみた接骨院で試着してみてください(試着は無料ですから)おそらく関東で試着できるのはみた接骨院だけだと思います。大阪では開発者の岡本先生のクリニックや、提携している接骨院で試着可能です。