台風が過ぎ去ってから一気に秋らしくなってきたと感じるようになりました。気がついたら通勤路の銀杏木が黄色くなっていました。
さて11月最初の日曜日に高校アメフト関東大会に行ってきました。この日は大井第二球場での開催で、初めて横浜栄高校にお邪魔した春の関東大会以来の会場です。秋季神奈川県大会で2位の成績を我らが横浜栄高校は、東京1位の佼成学園との対決です。おまけに我々の対決は17時キックオフ・・。日が暮れてナイターでの対戦となりました。
佼成学園は全国随一の戦力で、昨年の秋季関東大会で優勝し、クリスマスボウル(全国大会)で関西代表と戦い、全国優勝を収めました。また今年の春季関東大会も決勝まで進み惜しくも慶応義塾に負けて関東2位になったチームです。選手の人数も多く、大きなラインマン、俊足のRB、肩の強いQBとアスリート揃いです。
今回のトレーナー帯同にはひらの接骨院の原田先生がお手伝いに来てくれました。これまで自分がトレーナーに参加できないときに2度ほど代わりに行って頂いたことがあり、選手とも顔見知りです。こうやって兄弟弟子と一緒にグランドに立つのは初めての経験でした。自分持っているグランドでのノウハウや、テーピングなど巻きかたなどを見て学んでもらうことにしました。
試合は横浜栄オフェンスから始まりました。得意のランプレーで前進を図りますが佼成ディフェンスの素早い集まりで大きくゲインは出来ません。そこで第3ダウンでパスを投げてキャッチしたところボールを落としてしまい、佼成ディフェンスに拾われていきなり攻守交代・・さらに1プレー目で長いパスを決められて開始1分経たないうちにTDを奪われます・・。変わって横浜栄オフェンスはランプレーで攻め込みますが、佼成ディフェンスが素早くハードな集まりで前進を許してくれません・・。どうしてもファーストダウンが更新できず、パントを蹴って我慢する時間が続きます。逆に佼成オフェンスは得意のパスプレーで得点を重ね前半を0対21で折り返します。
後半は佼成オフェンスから始まります。横浜栄ディフェンスは前進を許しながらも耐えに耐えて得点を許さずにオフェンスにチャンスを託します。横浜栄オフェンスはパスとランを織り交ぜて、どうにかファーストダウンを更新できる回数が増えだし、リズムに乗ってきます。また佼成オフェンスのパスをインターセプトしてオフェンスにチャンスが回りだし第3Qはお互いに無得点で終えます。しかし横浜栄オフェンスは佼成の鉄壁ディフェンスの壁をどうしてもこじ開けることが出来ず、逆に佼成オフェンスに14点を取られます。集中力を切らさず最後まで食い下がりますが、ゴールラインは遠く得点できず残念ながら0対35で負けてしまいました。
全国トップクラスの佼成学園に真っ向勝負を挑みましたが、スピード、パワー、コンビネーションと大きな差があったことは事実です。しかし選手たちは諦めることなくボールを追い続け最後まで集中してゲームに臨みました。3年生はこれで引退です。後輩たちと共に春、秋と関東大会に出場することが出来ました。大学でフットボールを続ける選手は1名のようですが、3年間の想い出は一生の宝になるはずです。毎試合熱心に応援してくださる親御さんやOBに囲まれて、思い出に残る一日になったと思います。もうあの3年生に会えないと思うと少し寂しいですが、次は大学受験が待ってます(笑)フットボールで培った精神力と集中力で乗り切ってもらいたいと思います。