10月になりました。またまた台風が近づいている様子です。大きな被害が出ないことを願います。
さて、10月最初の日曜日に高校アメフト秋季大会・準決勝が行われ、横浜栄高校のトレーナーとして参加してきました。このところ、試合になると強烈に晴れるか?雨か?という両極端な状況が続いています(涙)昨日の試合も気温が高く、日差しも強いタフな環境になりました。
対戦相手はいわずと知れた強豪校・慶応義塾です。ここ数年の戦力の充実は神奈川県では随一で、連続して県大会で優勝を果たしており関東大会でも好成績を残しています。また選手の数が100名を超える大所帯です。
横浜栄はリターンを選択しますが、慶応義塾のスピードに対応できず自陣でタックルされ、ポジションの悪いところからゲームが始まりました。横浜栄オフェンスはランプレーで前進を図りますが、慶応ディフェンスの素早い集まりにつぶされ、パントを蹴りますが陣地を大きく挽回できず、苦しい立ち上がりです。続く慶応オフェンスはランプレーで攻めてきますが、ずるずる前進を許し得点されます。2Qも慶応ペースで試合が進み、得点を重ねられキックオフのたびに自陣深くに貼り付けられ、ゴールが遠く感じます。横浜栄オフェンスはパスプレーを交えながら、徐々に前進し一瞬の隙を突いて得点を上げ前半を7対21で折り返します。
後半に入り、気温の上昇と前半のダメージが重なり足をつったり、小さなけが人が出始めます。慶応義塾オフェンスはQB、RB、WRを変えながらパスとランを交えて前進し、横浜栄ディフェンスの体力を削りながら得点を重ねてきます。横浜栄オフェンスは自陣深くからの攻撃でチャンスをじっくり待ちながら我慢の時間が続きました。4Qの後半になり、慶応の猛攻を防ぎながら回ってきたチャンスで、QBの独走TDをあげて一矢報いますが慶応義塾のスピードとパワーに対抗できず14対53で負けました。
幸いなことに、シリアスなけが人が出なかったのは救いでしたが、準決勝と決勝は1Q12分のため、トータルで8分間試合時間が長くなり、それに対応できる体力が足りず慶応義塾と大きな差がつきました。どんなに優れて練られた戦略、戦術があっても、それを生かすための体力がなければ机上の空論です。選手たちは厳しい暑さの中で頑張っていましたが、関東大会を戦ってゆくための課題を露呈しました。来週は県立南稜高校と3位決定戦があり、勝つと新潟代表とのプレーオフに進めます。このプレーオフで勝てると関東大会への道が開けます。まだまだ険しい道が続きますが、背水の陣で挑み関東大会への向けて前に進んでもらいたいです。