とうとう梅雨に入ったようですね。梅雨になればジメジメ・・梅雨が明ければ暑い・・どっちをとってもキツイシーズンですね。
6月1日から予約システムが変更しました!
→予約はこちら二日目は朝からやや曇り気味で、ちょっと早く目が覚めたので、大島で一番高い「亀山」にいってみました。実は昨年も行ったのですが、曇っていて何も見えず・・だったので今回こそ!と思ったら今回も曇りで気仙沼一望とは行かず(涙)
明海荘をチェックアウトしようと思ったら女将さんが色々と話してくださり、盛り上がってしまい出発が遅れました(笑)最後に玄関前で写真を撮って近いうちに東京で講演をして欲しい!とお願いしてお別れしました。
この日は気仙沼にバッティングセンターを作った千葉さんを表敬訪問しました。千葉さんとはチーム恵比寿で活動をしていた頃に数回お会いしたことがありましたが、直接じっくりお話を聞くのは初めてでした。
千葉さんは気仙沼で牛乳屋さんを経営されており、一般家庭や保育園、工場などに牛乳などを卸していました。が、震災で津波に流され橋の欄干に捕まって九死に一生を得てどうにか生き抜いたそうです(実際に当時のお話を聞きましたが、かなり壮絶でした・・)小学校にいた息子さんだけは無事でしたが、自宅にいたご家族7名は3ヵ月後に車の中で見つかったそうです・・。
牛乳屋さんの方は従業員や倉庫の確保が進み震災後1ヶ月ほどで再開できたそうです。二人で仮設住宅で暮らしているある日、当時野球をしていた息子さんが「気仙沼にバッティングセンターを造って欲しい」と言ったことがきっかけで、千葉さんは息子さんとの約束を果たすべく計画を実行に移し「希望の飲むヨーグルト」を発売して売り上げの一部を資金に当てました(銀行からの融資も相当です)またプロ野球界からのつながりなどであちこちから支援していただき、息子さんが小学校を卒業する年にバッティングセンターをオープンさせました(オープンの様子はかなりマスコミに取り上げられていました)
ここまでの道のりは相当困難だったのは容易に予想が付きますが、「子供との約束を絶対に守る!」という強い信念が千葉さんを突き動かしたそうです。また狭い仮設住宅での暮らしや、グランドがないために思い切って野球が出来ない子供たちに思い切って運動する場所を作ってあげたい!という熱い想いもあったそうです。
バッティングセンターは7打席あるのですが、震災でなくなったご家族7名にちなんで7打席だそうです。また200円で23球打てるのですが(激安です)乳酸菌のニュウサンで23球と何かと数字に意味を持たせています。
この日はバッティングセンターがお休みでしたが、壁一面にはプロ野球選手や芸能人のサインがいっぱいでした。多くのプロ野球選手がこのバッティングセンターに寄って気仙沼の子供たちに勇気をくれたそうです。
時折冗談を交えながら当時の大変だった頃の話をサラッと話してくれましたが、その裏側には相当の困難があったと思います。が、千葉さんは前を向いてとにかく前進することを選択して、現在はこれまでの経験を人に伝える講演などもしているそうです。
明海荘の女将さん、バッティングセンターを作った千葉さんと2日間でかなり濃くて心に響く話を聞かせていただきました。気仙沼に通い始めて7年ほど経っていますが、ご縁がつながり続けてたくさんの人に会い、当時は聞けなかったような話を色々と聞かせていただけるのは本当にありがたい経験です。
近いうちに明海荘の女将さん、千葉さんをお呼びできたらと考えています!壮絶な困難を乗り越えて来た方の話を聞いていると、日々の生活の中でぶつかる困難がいかに小さいかをしみじみと感じます。日程が決まったらお知らせしますね!