リアラインコアを使って反り腰の方に身体の使い方をお伝えしています。反り腰は腰にかかる負担が大きいので、対策をしないと腰痛が酷くなります・・
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反り腰と腰痛
接骨院ではいろいろなタイプの腰痛を診させていただく機会がありますが、比較的多いのは「反り腰」の方です。特に女性に多く骨盤が反っていることで腰背部に負担がかかり、筋肉の緊張が高まり爆発する=ギックリ腰となることが多いように感じています。
もちろんちょっとした腰痛も同様に発症します。また反り腰の方は胸椎が動いていないことが多いです。
反り腰=良い姿勢?
良い姿勢=腰を反らせて立つと思い込んでいる人が多いのですが、反りすぎは背骨で体を支えられないため背中側の筋肉が頑張り負担が大きいんです。
小学校等で「気を付け!の姿勢」=「腰を反ってまっすぐ立つ」と刷り込まれてきたからかもしれません。
また女性は関節が柔らかい方が多いので反った姿勢が容易に取れてしまいますが、じわじわと腰背部には負担がかかっています。
若いころはごまかせても?年齢を重ねると筋力と胸椎、腰椎の柔軟性が低下するため腰痛を発症しやすくなります。(ちなみに男性は柔軟性不足で腰痛を発症する方が多い気がします)
構造的に良い姿勢とは?
構造的に良い姿勢とは「背骨で立つ」ことを指します。もちろん筋肉も使いますが、骨で立って筋肉には最低限の力を発揮させます。これだと腰背部への負担が減って腰痛のリスクが減らせます。
一見すると一般的な良い姿勢と比べて姿勢が悪く見えることもありますが、一番の違いは体幹で支えられているか?です。体幹で支えられていれば多少丸まっていても問題はなく、むしろこっちのほうが力が出ます(文章で書くとわかりにくいですね・・)この辺りは来院されたときにお伝えしますね。
ギックリ腰の男性
先日いらした男性は重いものを持ち上げた時にギックリ腰になりました。実は無意識で反り腰になっており、もともと背中に余裕がありませんでした。
さらに膝を痛めているため股関節と膝を使ってしゃがめないため。前に屈んで背中の筋肉が頑張って重いものを持ち上げてしまった結果、ギックリ腰になってしまいました。
男性は力があるので体幹を使わないで背中で持ち上げることが出来ちゃいます。背中の筋肉に余裕があれば問題ありませんが、カチカチの背中ではギックリ腰をおこしやすくなります。
リアラインで反り腰を戻せる??
リアラインは胸椎の回旋を左右対称にしたり、骨盤の位置を正したりするために開発された道具です(詳しくはこちら)装着すると視覚的に腰の反り具合が良くわかるので、施術側としてもこの方は背中や腰に負担がかかっているというのが良く分かります。
当然リアラインを着けただけでは反り腰は改善しませんが、視覚的に自分の腰の反り具合を認識することができます。また反り腰を改善するための骨盤の使い方、動かし方を学ぶためにもってこいの道具です。
悪循環を断ち切る
反り腰の方は背中の緊張が高まるため、胸椎の動きが悪くなります。胸椎の動きが悪くなると上半身を捻る動きがしにくくなるため、代償動作として腰を捻ることになるためまわりまわって腰に負担がかかります。
ある意味、悪循環なんです・・この悪循環を断ち切れるか?がポイントになります。みた接骨院では悪循環を断ち切るための方法としてリアライン、骨盤の動きを出すストレッチ、体幹に力を入れる練習などをしています。
ひとこと
腰痛は国民病ともいわれるほどメジャーですが、一時しのぎの治療ではすぐに元に戻ってしまいます(涙)根本的な原因がどこにあるのか?を把握して、問題になっている悪循環を断ち切らないといつまでたっても痛みを抱え続けることになります。
またみた接骨院で扱っている仙骨ラクダは反り腰の方に非常に適しており、着けるだけで骨盤を正しいポジションに戻してくれます。実はリアラインとの相性も良く、仙骨ラクダを着けたままリアラインが可能です。