いよいよあちこちの桜が咲き始めましたね。来週には満開を迎えそうな予感です。昨夜、無事に気仙沼から戻りました。患者様には大変ご迷惑をおかけしました。今回の気仙沼は天気が良く、気温も高めだったので、関東と変わらないような感じがしましたが、桜はまだまだこれからといった感じでした。
今回は一般社団法人i愛NLP協会の理事の8人と、初の試みでフェロー会員の方2名の合計10名での訪問でした。理事8名での訪問は2014年7月以来2年ぶりでしたが、あの時と比べると現地の方々との距離感が一気に縮まった2日間となりました。その時のブログはこちら
東京駅で集合し、新幹線で一ノ関に移動し、レンタカーで2年前にi愛NLP協会にカウンセリングの依頼を頂いたSさんご一家の住む本吉町に向いました。今回はSさんのご主人様に、避難所でリーダーシップを発揮された時のことを聞かせていただきました。メンバーのうち自分を含む3名は昨年お邪魔したときにお話を聞かせていただき、あまりにも感動したので他のメンバーにも聞いて欲しい!と思い、場を設けることにしました。当時のブログはこちら
Sさんはマグロ船に乗っていた元漁師さんで、現在は仙台の方に魚を持って行商に行かれています。マグロ船に乗っていた頃に身につけた料理で、避難所で暮らす方々のために3食つくって振る舞い、コミュニティーを健全に保つために尽力されました。「何があってもどうにかなる!」という超ポジティブな考えをもたれて行動を起こし、周りを巻き込みながら自分の出来ることを精一杯なさってきた姿は我々にエネルギーを与えて下さいました。また奥様からは震災当時にどのようにして逃げたか?などかなりリアルな様子を聞かせて頂きました。その当時を思い出すと感情が一気に吹き出し、涙を流されている様子が印象的でした。
夕方からは初めて気仙沼にお邪魔したときから(当時のブログはこちら)通っている牧沢テニスコート仮設に移動し、ご自身も被災されながら民生委員として地域のために活動し、弱い方々を私費を投じて支援を続けていらっしゃる小野さんにお話を聞かせていただきました。かれこれ4年ほどのお付き合いになりますが、話を聞けば聞くほど小野さんの生き方、在り方、考え方に圧倒されます。印象に残ったのは「やりとげられることしかやらない」「やると決めたらなんとしてもやり遂げる」という言葉でした。ご自身も被災されて自宅やアパートなどをすべて失い、それでも私費を投じて誰かを支援する・・。2年前の訪問の時から色々と話を聞いていますが、回を重ねるにつれて小野さんが弱い方々を見捨てないで最後まで面倒を見続ける意味、意義がやっとほんの少しだけ理解できた気がします。
夕食は地元でも有名な「ゆう寿司」にお邪魔して、コーディネイターの村上さん、小野さんもお誘いして新鮮な魚介類に舌鼓を打ちました。ハーモニカ焼き(メカジキの背びれ)や、ふかひれ握りなどこの地ならではの料理をたっぷり食べて英気を養いました。
やっぱり気仙沼の魚介類は最高です!ハーモニカ焼きは脂がのっているけれど、さっぱりとしていて部位によって肉質も違います。煮ても美味しいですが、焼いても美味しいですね。小野さんと村上さんとざっくばらんに話しながら一日を振り返り、わいわいと笑いながら美味しい料理を食べると心も元気になります。この日は次の日の活動に備えて解散となりました・・続く
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