なんだか天候が安定しませんね・・。晴れるのか?雨なのか?寒いのか?暖かいのか?はっきりさせてくれ!!って思ってしまいます(笑)
さて、最近またリアラインシューズを使ったトレーニングをすることが多くなってきました。特に足首の怪我や膝の怪我をしたあとにリハビリとして行っています。
リアラインシューズは靴の植えから履くゴムの草履?のようなもので、裏面に縦方向でゲタの歯のようなものがついています。まっすぐ立とうとすると、そのゲタの歯のお陰でグラグラします。そこでグラグラしない位置で膝の曲げ伸ばしが出来るようにトレーニングを重ねて行きます。
実はこの膝を曲げるという単純な動作は奥が深く、普段は何気なく曲げていますが人によっては膝が内側に入ったり、外側を向いたりと曲げ方にクセが出ることがあります。この動作が繰り返されると膝の周りの痛みに繋がります。またその時に足首も内側に入ったり外側に傾いたりしていて、それに連動して膝下の骨が動きます。
逆言えば、土台に当たる足首周りが正しい位置にあり安定していると、それに伴って膝関節も正しく曲げられるようになります。正しく曲げられると膝周りの痛みを軽減することが可能になります。
残念ながら足首や膝を怪我してしまった方は、痛みを避けるために無意識で使い方を変えてしまいます。すると怪我は治ったのに、今まで痛くなかった部分に痛みが出たり、ふくらはぎなどに余計な力がかかるようになります。
先日、トライアスロン仲間と一緒にランニングしたのですが、彼は膝の半月板を怪我して手術をしました。しかし手術を踏み切るまでに2年以上も痛みをごまかしてトライアスロンやランニングを楽しんできました。
手術自体はうまく行ってリハビリ中ですが、痛みをごまかして使い続けたので、怪我した方の足だけ扁平足になり、その結果オーバープロネーション(過回内足)になっていました。本人は全くそのことを意識しないで走っていましたが、後ろから見てすぐにわかったので本人に伝えました。
本人は怪我した方のふくらはぎだけ異常に張ってしまうと言っていました。また後日ランニング後に膝が痛んで、さらに腫れて大変だったと聞きました。
いずれにしても身体は無意識で動かせてしまいます。その結果、望ましくない身体の使い方を続けてしまい怪我が再発したり、悪化したりします。リアラインシューズでのリハビリは、無意識下で使っている足の使い方を嫌でも認識させられます(汗)まずは気がつくことが第一歩となります。
正直いって、決して楽なトレーニングではありませんが、いままで無意識で使ってきた関節、筋肉の使い方を再教育するするためには、荒療治?も必要です。また脳自体もダイナミックに変化がないと変わって行こうとしません。
今履いているシューズがやたらに崩れている(特に内側)、踵の減り方に異常な差がある、扁平足になってきた、外反母趾が酷い、走ると膝の内側に痛み出る、スネの内側に痛みが出るなどの症状が出ている方はぜひご相談下さい!!足の悩み相談はwebからも予約が可能です!