9月最後の週末にやってきた台風の影響で、我家は朝から停電でした（涙）まさかの停電でトイレも流れず、ニュースも見られず不便な朝でした。たった30分程度のいつものルーティーンが崩れただけでリズムが崩れました。これが1週間以上続いたらと思うと、これまで全国で被災された方々がどれだけ不便な生活を強いられたかと思いをめぐらせました。

さて、9月最後の日曜日に高校アメフト秋季大会の準決勝がありました。まさかの台風襲来で開始時刻が30分繰り上げての試合になりました。が、実際には試合開始の頃には雨も止んでおり、ほぼいつもと変わらない環境となりました。また通常は準決勝から1Q12分ですが、今回は1Q10分の短縮ルールへ変更となりました。

準決勝の対戦相手はこれまで過去に準決勝、決勝で何度も対戦してきましたが1回も勝った事の無い「法政第二」でした。慶応義塾と並びいわずと知れた強豪で、立野高校時代にも含めてどれだけ悔しい思いをしてきたか・・今年の春大会で県立高校として初優勝したこともあり、どうにかして法制第二に勝ちたい！という思いでした。春に比べるとかなり戦力が上がっていると聞いていたので、緊張感が高い試合になりそうでした。

試合は法政第二のオフェンスから始まりました。ランプレートパスプレーを組み合わせて軽快に前進してきますが、横浜栄ディフェンスが踏ん張りパントに追い込みます。代わった横浜栄オフェンスはランプレーで攻撃を組み立てますが、法政第二ディフェンスの集まりに阻まれてファストダウンを更新できません。2Qに入って横浜栄オフェンスが活気付きます。ゴリゴリとランプレーで前進してゴール前に迫り、粘りに粘って先制点を奪います！このまま前半を逃げ切りたいところでしたが残り20秒からの法政第二オフェンス。ランニングバックに投げたパスが通り、するすると加速してそのままタッチダウン・・まさかの前半終了間際に同点にされて折り返します。

後半は横浜栄オフェンスから始まりました。前半に引き続きランプレーでじっくりじっくり前進してゆきます。ロングゲインにはなりませんが、しつこくファーストダウンを更新し続けて行き、法政第二の反則などもあり待望の追加得点を挙げます！また横浜栄ディフェンスは耐えに耐え続け、3Qを無失点で切り抜け14対７でリードして4Qに入ります。横浜栄オフェンスはランプレーで攻め込み、もう1本タッチダウンを重ねますが、さすがの法政第二オフェンスはリズムよくパスで前進してとうとうパスで追加点を入れられ7点差に迫られます。残り時間が少なくなって横浜栄オフェンスが法政第二陣地に攻め込んだ時にファンブルしてしまい、攻撃権が法政第二に移り、2Qラスト20秒で得点された悪夢が蘇ります・・何が何でも得点したい法政第二オフェンスはパスで攻めてきますが、横浜栄ディフェンスが決死の堅守で耐え、ディフェンスラインがパスを弾いて自らリカバーし、攻撃権を奪取し、最後は横浜栄オフェンスが時間を消化して21対14で初勝利！！！！！！

長く高校アメフトを見てきましたが、ハラハラドキドキの好ゲームになりました。これまで何度も法政第二の壁に阻まれてきましたが、やっと壁を越えることが出来ました。もちろん修正すべきところはたくさんありますが、最後まで集中力を切らすことなく、それぞれの役割を果たした選手たちは春からさらに成長したように感じました。さあ来週は慶応義塾と決勝です！春秋連続優勝目指して、公立の星として輝いて欲しいです！