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ホーム院長のブログお茶っこという文化@気仙沼

6月もいよいよ終わりが近くなってきました。梅雨空で天候は不安定・・九州地方は大量の雨で地盤が緩んでおり、危険な状態です。自然災害にはどうやっても勝てないと今更ながら思います。
さて、6月23日にi愛NLP協会の理事として気仙沼に行ってきました。今回は10月の訪問への準備とニーズのリサーチを行ってきました。終わってみたらグルメな一日になっていたのは内緒です(笑)

気仙沼は朝から弱い雨が降っており、日中は強くなったり弱くなったりと結局一日中雨でした・・多少温度が上がることを見越して半そで、半ズボンで行ったらかなり寒い思いをしました。前日まではそこそこの温度だったようですが、雨が降って気温も下がったようです。

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今回も現地コーディネイターの村上さんの指示での活動になり、以前からお邪魔している山間部にあるM沢仮設住宅にお邪魔して、整体をさせていただきました。朝の訪問にもかかわらず4名の方が集まってくださりました。あれこれ話しながら整体をして、一人終わると「お茶っこでもして」といわれ机を囲んでお茶やコーヒーを頂きます。この仮設での話題は九州での震災関係でした。同じように大規模な地震が起こったのですが、片方は津波の被害があり、片方は無かったことから始まり、寄付された日用品や食事などの話で当時のことを思い出されていました。やはり食べ物のことはずっと脳に記憶されているようでした。またどこかの政治家が「おにぎりなんて食べられるか!」といった発言を九州でしたことに対して「我々は1つのおにぎりを4人で分けたのに、お偉いさんは・・」といったことを話していたのが印象的でした。

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お昼をはさんで、午後からはT中前仮設住宅にお邪魔しました。ここは初めてお邪魔する仮設で、10世帯ほどの小さな仮設住宅でした。そこのちいさな集会場に入るとすでに5名の方が集まっており、ここでも整体をさせていただきました。このうちお一人はここの仮設住宅で暮らしていない方も含まれておりましたが、まるで一緒に生活しているかのような仲良しぶりでした。

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当然ここでも「お茶っこ」は始まるわけで、自家製のお漬物が出てきて、さらに整体が終わった頃にはお母さんが作ったカツオのあら汁までご馳走になりました。気仙沼ではカツオがたくさん取れ、血合の部分をふんだんに使っており、カツオのおいしい出汁が野菜とあいまって最高の味でした。調子に乗って2杯も食べてしまい、夕食が・・

最後は朝一で行ったM沢仮設住宅にもどり、仮設の精神的な支柱であり民生委員のOさんと、コーディネイターのMさんの整体をさせていただきました。毎日誰かのために自分の健康を差し置いて、あちこち走り回りこの日も同じ仮設内に住んでいる方の病院の付き添いだったそうです。またあちこちの仮設住宅で認知症が進んでいる方が増えているとお聞きしました。さらに社協のスタッフの方が精神的に病んで仕事をやめる方も増えているそうです。あちこちで小さなストレスがたまり、心も体も影響受けているのを感じます。

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5年という歳月は町の様子を変えて、前に進んでいるように見える部分もあります。が、仮設住宅で長い間住み続けている方々の精神的な部分はなかなかケアされることなく来ています。気仙沼に古くからある「お茶っこ」という文化はお互いを気遣い、たわいもない会話をしあうことでお互いを支え、繋がっているという感覚が安心感を生んでいるようです。が、復興住宅に移ると知り合いがいなくなり、お茶っこする機会も減ってしまい外に出なくなっている方が増え、結果的に寝たきりになったり認知症になったりするようです。お茶っこがあれば異変にも気がつきますが、接するチャンスがないと早期の発見は難しくなります・・

今回も1日という短い時間でしたが、復興住宅に移ることが本当に幸せなのか?それとも仮設住宅にいることが幸せなのか?という相反する環境について考える一日でした。お茶っこという文化が果たす役割の大きさ、そしてこれからは都市部でもお茶っこという文化が必要なのではないか?と考えさせられました。


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